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2021.08.06 事業インキュベーションとは?企業価値上げる支援内容を紹介

 

こんにちは。シパーズのマーケティング事業部 小山です!

 

DX推進が求められる近年、新規事業を進める企業が増えてきました。そんな中で注目されている言葉が「事業インキュベーション」です。

 

事業インキュベーションとは、新規事業を行う企業や起業者に対して事業を成功に導くための支援を行う事業者ことを指します。

 

新しく会社を立ち上げたり、新しい事業を始めたりするとき、自社だけではアイディアが出てこないことがあるかもしれません。そのようなときに、事業インキュベーションを行っている企業に支援を依頼することで、事業の成功率を上げることができます。

 

今回は、インキュベーションの概要と、支援の具体的な内容についてご紹介いたします。

 

事業インキュベーションとは

 

incubation(インキュベーション)という言葉には「親鳥が卵を温めて大切に育てる」という意味があります。これをビジネスへ意味を転じて、まだ育っていないビジネスを育てるという意味で使われるようになりました。

 

インキュベーションを行う目的は、新規事業が成功する確率を上げることです。会社が立ち上げる新規ビジネスの成功確度を上げるために、事業インキュベーションはさまざまな施策で支援をします。

 

事業インキュベーションの支援内容

事業インキュベーションは新規事業が成功するためにあらゆる角度から施策を行います。成功確度を上げるための具体的な支援内容をみていきましょう。

 

「人」の支援

新しい事業を始めることは社会人であっても経験のない人が多いです。そのため、「どのように事業を始めていけば良いかわからない」「事業が成功するか不安」と頭を抱えるケースも少なくありません。

 

このような不安を持っていても成功確度を上げながら新規事業を進めていける有効な方法が、新規事業に関する知識や経験を持った人の力を借りる“インキュベーション”です。

 

これまでさまざまな会社の新規事業の立ち上げに携わってきた経験のある人からの支援を活用すれば、やるべきことや留意するべき点が明確になります。「人」の支援はスピード感を持ちながらも成功確度の高い新規事業の立ち上げが実現するインキュベーションと言えます。

 

「場所」の支援

起業者のための支援を目的にした『インキュベーション施設』も支援の1つです。『貸しオフィス』のような単なる場所の提供ではなく、“入居”という形で新規事業に関したアドバイスを行う人員体制が整っている場所であることがインキュベーション施設の特徴です。家賃の相場は3~5万円と安く、自治体の施設であれば補助制度が適用される場合もあります。

 

ただし、希望すれば誰でも入居できるというわけではありません。事前審査や面接、事業計画の提出など、さまざまなステップをクリアした起業者のみが活用できるスペースになります。

 

「お金」の支援

事業内容によっては多額の資金が必要となり、資金集めに苦戦して身動きが取れないというケースもあるでしょう。

 

資金確保の一般的な方法は銀行からの融資ですが、別の方法で資金集めをした方が良い場合もあります。近年注目を集めているのは、クラウドファンディングによる資金集めです。

 

クラウドファンディングとは、不特定多数の人が会社や個人に対して、インターネット上で出資を行うことを指します。銀行から受ける融資とは異なり、事業を始める前段階から多くの人にPRして資金調達するため、事業が成功するかを判断できる要素にもなるでしょう。

 

『事業インキュベーション』を活用しよう

新規事業は新しい事業に取り組むからこそ「未知の世界」に対応していくことが求められます。事業インキュベーションの活用をすることは新規事業を遂行していく中で生じる障害や問題点を解消しながら進めていくことができるため、効率よく新規事業を立ち上げることができるでしょう。

 

ただし、インキュベーションを活用したからと言って「必ず事業が成功する」とは限りません。起業者とアドバイザーの間で方向性やモチベーションの不一致が生じたまま事業を進めてしまうこともあるからです。このような不一致をなくすためにも、事業の方向性をしっかりと定めることが大切です。

 

シパーズではさまざまな会社のコンサルティングを行ってきた経験と実績があるので、新規事業が成功するためのインキュベーションを行うことができます。もし、事業インキュベーションを検討している場合は、お気軽にシパーズにご相談ください。

 

事業インキュベーションを活用して、新規事業の立ち上げを成功させましょう。