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ナレッジマネジメントとは、社内で働く人が熟練して得た「長年の勘」と言われるような共有されにくいスキルや知識から、企業がこれまで培ってきたノウハウやデータを社内で共有して企業全体の価値を高めていくことを指します。
ナレッジマネジメントを取り入れることで、企業の生産性を向上させることができ、コストの削減や業務の効率化につなげることが可能です。今回は、企業価値を高めるナレッジマネジメントについてご紹介します。
Contents
ナレッジマネジメントのメリットとは?
ナレッジマネジメントを導入することは、企業成長につながるメリットを得ることができます。一体どのようなメリットが得られるのか、みていきましょう。
業務効率化
ナレッジマネジメントを導入することで、一人ひとりが持っているスキルや知識を社内全体で共有することができます。したがって、全社員の仕事の幅は広がるでしょう。
もし、業務量が1人に偏っている場合は、ナレッジマネジメントで知識を共有することで、社員同士でカバーし合える環境を作ることが可能です。社員同士で助け合える環境ができれば業務の効率化が期待でき、人件費の削減や生産性向上にもつながります。
教育体制の強化
ナレッジマネジメントでスキルや知識の共有がスムーズになれば、教育体制の強化も期待できます。どのようなプロセスで指導をすれば良いかが明確なので、教育の担当者によるバラつきも生じません。
教育体制の効率化が図れるため、教育体制にかかっていたコストを削減することも可能です。未経験者への教育体制にも、ナレッジマネジメントの導入は有効です。
顧客満足度の向上
ナレッジマネジメントは、顧客満足度の向上にもつなげることができます。
たとえば、顧客の声を迅速に開発部門や営業部門に共有することができれば、顧客に合わせた対応をスピーディーに改善・対応することが可能になります。その結果、顧客満足度の向上につながるのです。
ナレッジマネジメントは顧客情報も含め、あらゆる情報を共有することで企業成長へつなげることができます。
ナレッジマネジメントを導入するためのポイント
ナレッジマネジメントのメリットを最大限に活用するためには、ポイントを押さえて導入を進めることがポイントです。ナレッジマネジメントを導入する際のポイントについて解説します。
顧客と接点のある部門から導入する
ナレッジマネジメントは総務や人事などのバックオフィスと呼ばれる業務よりも、営業や開発、顧客サポートなど、顧客との接点のあるポジションで導入を優先して進めていくことがポイントです。
生産に直接的な影響を与えている現場から導入することで、生産性の向上や売上アップにつなげることが期待できます。ナレッジマネジメントのメリットを実感するためにも導入には優先順位を付けることがポイントです。
暗黙知を形式知へ変換する
ナレッジマネジメントを導入するうえで、『暗黙知』と『形式知』の定義については理解しておきましょう。『暗黙知』は長年の勘と呼ばれる感覚的な知識やノウハウを指し、言語化された知識やノウハウを『形式知』と呼びます。
暗黙知は形式知に変換しなければ共有は難しいため、ナレッジマネジメントを導入する場合は暗黙知を言語化し、形式知に変換して進めていくことがポイントです。
デジタル化する
従業員がそれぞれ持っている知識や経験、社内が持っているデータなどを集めると、膨大な量になることが予測されます。そんな膨大な情報量であっても必要な情報を瞬時に引き出すことはナレッジマネジメントに欠かせません。
そのため、データベースの構築もナレッジマネジメントでは必要不可欠です。メリットを最大化するために適したITシステムを取り入れるという点も導入の大きなポイントになると言えます。
ナレッジマネジメントで、企業の成長につなげよう
従業員や企業の知識・ノウハウを社内で共有するナレッジマネジメントを取り入れることは、企業全体の大きな成長につながる経営管理手法です。
しかし、ナレッジマネジメントの存在を知ることと実際に導入することは別物です。導入したくても「何から始めれば良いかわからない」「どんなITツールを選べば良いか分からない」など漠然とした悩みを持つ企業も少なくありません。
もし、ナレッジマネジメントでお悩みの人は、シパーズにご相談ください。ナレッジマネジメントを最大限活かすためのサポートをさせていただきます。
ナレッジマネジメントで知識やノウハウを共有し、企業成長につなげましょう。