2020.09.01後悔しない家づくりは最初が肝心!家づくりのはじめ方とは
せっかく家づくりをするなら、のちのち後悔しない、いつまでも快適な住宅を目指したいですよね。注文住宅でマイホームを手に入れる方法であれば、理想を形にしやすいので後悔のないマイホームを目指しやすいですよね。
cipazでは多くの工務店様と取引するからこそわかることがあります。
家づくりの経験がなければ一体何から手をつければいいのかわからないもの。
今回はそんなあなたに、家づくりのはじめ方をご紹介します。
家づくりのファーストステップとは
マイホームがほしいという漠然とした思いだけで家づくりをすると、さまざまな情報や意見に振り回され、後悔する要因になりかねません。
家づくりは、その家に住む家族の夢を実現するもの。主体的に家づくりをするためにも「なぜ家づくりをするのか」のブレない理由をはっきりさせることがおすすめです。満足度の高い住宅の土台となる家づくりのはじめ方についてご紹介します。
ステップ1.家づくりする理由を明確化する
注文住宅ではなくても賃貸や中古物件、マンションなど住居にはさまざまなスタイルがあります。その中で、なぜ注文住宅で家づくりをした住居がほしいのでしょうか?
世間体や、賃貸との比較の結果など、見栄や経済面もあると思いますが、そこも含めてさらに具体的にしていきましょう。
例えば、「子どもたちが走り回る足音を気にしなくていい家でのびの子育てしたいから」、「キャンプによく行くから道具を出し入れしやすい収納がある家に住みたいから」、「友人たちと気兼ねなくバーベキューができる家にしたいから」、「家族で料理を楽しめる家にしたいから」、「いつか両親と一緒に住める家にしたいから」など、何でもOK。
理由をしっかり持つことは満足度の高い家づくりの第一歩となり、希望に近い家づくりができるようになります。
ステップ2.暮らしをイメージする
家づくりの理由が明確になったら、理想とする具体的な暮らし方を考えましょう。
家事をとにかくラクにしたい、家族がいつもリビングに集まるような住居にしたい、空調に頼りたくない、片付けがしやすくて物が散乱しない部屋にしたい、防犯対策をしっかりとしたいなど。
暮らしをイメージすることで、住宅の設備や間取りなど、理想を具体的にできます。
ステップ3.イメージを可視化して共有する
インテリアや間取り、デザインなどはイメージするだけでは表現しづらいもの。理想とする暮らし方を考えたら、可視化するようにします。
可視化の方法は写真や絵などをノートにまとめることがおすすめ。写真や文字とともに理想の部屋や間取り、家の外観などをまとめておくと、家族との共有もしやすく、住宅会社に依頼する際にも伝わりやすいです。
可視化しても、実際に家づくりを進めていくと、さまざまな制約があったり、想像以上にコストがかかったりと妥協を伴うことはありますが、可視化は理想の家づくりに近づける方法になります。
マイホームの場所選びはこだわりを持とう
住む場所は暮らしの充実度が大きく変わるポイントと言えます。後悔のないマイホームを建てるためにもマイホームの場所にはこだわりを持ちましょう。場所選びには以下のようなポイントをおさえることが大切です。
住環境
住環境とは住宅周辺の環境を指します。駅からどれくらいの距離か、スーパーは近いか、学校までの距離はどれくらいか、坂道はあるか、自然を感じられる場所があるか、騒音はどうかなど、あらゆる角度から住環境を確認しましょう。
実家までの距離、子育て制度の充実さなど自治体の取り組みにも忘れずに目を向けることも必要です。
利便性を追求するあまり、交通量が多くて子どもの安全面に不安に感じたり、治安はよいけど坂道ばかりで移動が大変になってしまったりなど、それぞれの土地にメリット・デメリットがあるため、妥協するべき点も出てくるかもしれません。
優先順位を明確にしてから土地探しをすると決断しやすいです。さらに、長期的にその場所に住むことを想定し、自分たちの将来の姿も想像しながら、慎重に住環境を調べましょう。
資産価値
建物は劣化しても建て替えやリフォームが可能ですが、土地は変更できるものではありません。そのため、将来いずれ売却することになったら、建物よりも土地の価値が重要視されます。
資産価値のある土地を選ぶことは、将来の安心にもつながります。安心感を得られる材料になることをおさえて土地選びをしていきましょう。
ライフプランから価格の設定をしよう
ライフプランとは人生設計のこと。住宅を購入するうえで20年、30年と住宅ローンを組む場合には、人生のイベントを予想して、資金計画を練りながら住宅購入予算を決めることがおすすめです。
人生設計に必要な情報には、結婚や出産、子どもの進学、車の購入、旅行などさまざまなイベントがあります。人によっては転職や起業などがあるかもしれません。
いつ、家族の誰が、どのような出費があるのか、収入が見込めるのか、ということを予想しながら計画しましょう。
また、住宅は高額な費用が伴う修繕が必要な場合もあります。急な出費が必要になることも見込みながら住宅の資金計画を作っておくと、その家庭に合った予算がわかります。
自分でライフプランを立てることもできますが、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談し、住宅費用についてアドバイスしてもらう方法もあります。
住宅会社を選ぼう
理想とする住宅のイメージや予算がわかったら、どの住宅会社に依頼するか検討しましょう。注文住宅を建てる際には工務店やハウスメーカーがあります。それぞれの違いをご紹介します。
工務店
工務店は地域に密着した家づくりを行っていることが特徴です。工務店のメリットは、ハウスメーカーと比べて低コストなうえ、要望に対して柔軟に対応してくれる点が挙げられます。
希望に添う設備や間取り、素材などを実現しやすいため、強いこだわりを持っている場合は工務店がおすすめです。
さらに湿度や温度など、その地域の風土に合った提案もしてくれるので、住む場所に最適な家づくりが期待できます。
工務店にはそれぞれ得意なデザインがあるので、施工実績を確認したり、実際に相談したりして、自分たちの家づくりの要望を叶えてくれる会社かどうかを見極めることが大切です。
ハウスメーカー
ハウスメーカーはテレビCM広告を打ち出したり、住宅展示場でモデルハウスを展開したりと全国的に知名度が高い施工会社です。
工期中に倒産してしまうなどの不安を抱える必要がなく、最新の省エネ性能や、一定の品質があるため信頼性があります。
工務店と比べるとコストがかかりますが、ハウスメーカーが培った長年の実績と経験を基に住みやすい間取りや人気の高いデザインなどを提案してくれるので、多くの人が満足するような家づくりを得意としています。
個別の要望に対しては応じられないことがあったり、要望に応えてくれても割高になってしまったりすることがありますが、ハウスメーカーの提案範囲内であればコストをおさえた家づくりができる場合もあります。
原点を振り返りながら家づくりを進めていこう
家づくりを進めていくと、お金のこと・デザインのこと・性能のこと・土地のこと・・・あらゆることに迷ったり、悩んだりすることもあると思います。
もし、どうすればいいのかわからなくなったら「なぜ家づくりをするのか」の理由や、理想としていた暮らしを振り返って、原点を確認しながら決断を下していきましょう。
プロに任せるところは家づくりには多くありますが、自分たちが主体となって家づくりをすることで満足度の高い住宅にできます。今回の記事を参考にしながら、ぜひ自分たちなりのベースを作っていってください。